セルフケアで健康ライフ

栄養編

中年以降の健康と栄養の重要な関係

 中年以降、体の代謝が遅くなり、筋肉量が減少する一方で、生活習慣病のリスクが高まります。この時期の適切な栄養摂取は、老化を遅らせ、健康寿命を延ばす鍵となります。

 特に重要なのは、タンパク質の十分な摂取です。筋肉の維持・強化に不可欠で、サルコペニア(加齢による筋肉減少)予防につながります。また、カルシウムやビタミンDは骨粗しょう症予防に、食物繊維は腸内環境を整え生活習慣病予防に役立ちます。

バランスの良い食事を心がけるとともに、年齢とともに必要な栄養素の量や質も変化することを理解し、定期的な健康診断と合わせて自分の体に合った栄養戦略を立てることが健やかな老後への第一歩となります。1つ注意すべき点として、カロリーオーバーにならないようにしましょう。どんな栄養価の高い食べ物でも取りすぎると肥満を引き起こし、多くの疾患の発症に関わってきます。

老化を防ぐ食べ方~オートファジーの活性化が重要~

私たちの体には「オートファジー」という素晴らしい自己修復システムが備わっています。これは、細胞内の古くなったタンパク質や傷ついた細胞小器官を分解し、再利用する仕組みです。このオートファジーが活発に働くと、老化の進行を遅らせ、健康寿命を延ばす効果が期待できます。

オートファジーを活性化する最も効果的な方法は、「適度な空腹状態を作ること」です。具体的には、夕食後から朝食を抜いて昼食まで何も食べない最短の絶食でも効果が見られ、週に1-2回、軽い断食を取り入れることで効果が得られます。なお、腹8分目程度が満腹よりも動物で老化が遅くなることが実証されています。

また、緑茶に含まれるカテキンやターメリックに含まれるクルクミンなどの食品成分もオートファジーを促進します。過食や深夜の食事は避け、規則正しい食生活を心がけることが、体内の自然な修復力を高め、若々しさを保つ鍵となるのです。

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